初めてママロク

初めての妊活から妊娠中の切迫流産などのトラブル、仕事と妊娠、出産・育児について書いています。

妊娠12w 出血と腹痛で救急搬送。絨毛膜下血腫と診断。まさかの切迫流産

つわりによる一ヶ月間の休職明け、なんとか仕事を終えて夫の実家に向かいました。

その日の仕事は上司にかなりイライラし、帰る電車の中でもムカムカ、夫にも文句を言い続けました...

夫の実家へは車で1時間程。 また下腹部がチクチクするなー、と思いながら夜ご飯を食べ、無事に帰宅。 次の日は夫の家族も含め、皆でBBQの予定でした。

次の日の朝。目が覚めると尿意が... 妊娠中って本当に頻尿!!

仰向けになると、下腹部に違和感。 触ってみるとカチカチに固くて、 あぁ、ここが子宮なんだ、とわかるくらい。

その時は何にも思わず、そのままお手洗いへ。

ところが朝御飯を食べる頃になって、 肛門に激痛が!!! 座れない!!!

夫に話すと、一昨日までの便秘で痔になったんじゃないかと。 確かに3日程便秘が続き、一昨日ようやく出しきったところでした。 なんとか体勢をクネクネしながら朝御飯を食べ終え、出掛ける準備を済ませ...

夫の家族も揃ったので、さぁ出掛けようとまたお手洗いへ。

え!?!? ショーツが生理のように血だらけに...

慌ててナプキンを取りに行き、お義母さんにそのことを伝えると「よくあることだけどね...」と。 確かに妊娠初期には出血することもあると調べてはいましたが、いざなると、ちょっと動揺...

念のため産婦人科に連絡すると...

・便秘で出血することもある。肛門からの出血ではないか。 ・どれくらいの量が出たか ・心配なら診察できる

など確認してもらいました。 ですがその時は夫の実家...遠いのですぐに診察には行けません。 その日は家事もせず、安静にして寝てるようにと指示を受けました。

せっかく皆で出掛ける予定が、私一人で自宅待機... 布団を敷いてもらい、留守番をしました。

横になりながらも、なんとなく下腹部に違和感というか痛む感じがありました。寝返りをうちながらなんとかごまかしていた頃...夕方でした。

急に下腹部に、ギュルギュルギュルッとちぎれるような痛みが走りました。あまりの痛さに涙が...小声で痛い痛い...と言っていました。 痛すぎて子宮がちぎれたのではないかと思いました。

急いで夫に電話。 もう近くまで帰っているとのことだったので、待っていると痛みはだんだん引いていきました。

それでも痛みの恐怖はありましたが、考える余裕ができたことで、ハッと...赤ちゃんに何かあったのでは...怖くて仕方なかったです。

夫は戻ると、心配して腰を擦ってくれました。 私は色んな恐怖で号泣。

救急病院に車で行くと言いましたが、家族が救急車を呼んだ方がいい!と呼んでくれました。

すぐに救急車が到着し、私も夫も初めて救急車に乗りました。 いつ頃出血したのか、どれくらいの量か、お腹の痛みは何分間隔か、などたくさん聞かれました。

でも正直、痛みが何分間隔かなんて覚えていません。妊娠初期のチクチクした痛みは頻繁にあったし、今日の痛みがそれと違うものだったなんて、後から思えばそうだったのか、くらいの感覚です。それに初めての妊娠...もっと知識があればと悔やみました。

救急病院に到着。 通路には20、30人くらいの医師が並んでいました。あまりの多さに圧倒されながらも、すでに痛みはひいていたので恥ずかしかったです。研修生たちだったのかな...

そのまま内診台へ。 男性の先生でしたが、全然痛くない! (産婦人科の部長さんだったようで、上手でした!) そこでまた、救急車の中と同じような質問をされました。

結果は... 「絨毛膜下血腫(じゅうもうまくかけっしゅ)」という聞きなれないものでした。 エコーの写真と、先生がその場でわかりやすく図を書いてくれました。

胎盤の端から出血があり、子宮の入り口を塞ぐ形で固まっていました。大きさはなんと8cm...赤ちゃん:血腫の大きさは1:2くらいと言われました。

この血腫が、ドバッと一気に流れ出ると、赤ちゃんも一緒に引きずり出されてしまう。それが流産だと。だから今は切迫流産の状態。

胎盤から出血するときに、子宮の膜を刺激して子宮収縮が起こる。その痛みが腹痛だったのだろう。そしてその収縮は赤ちゃんを外に押し出そうとする...

自分の中で何が起こっているのか、なぜそんなことになったのか、混乱しました。

でも赤ちゃんは無事でした。 元気に動いていました。 ごめんね、ごめんねと心の中で謝りました。 生きていてくれて、ありがとう。

この原因は、今の医学では解明されていないそうです。さらに治し方もわかっていないそうです。

だから、これから2週間は入院して様子をみます、と。絶対安静にするしかないようです。 血腫が胎盤に吸収されるか、ちょっとずつ出血して無くなるか、待つしかない...

その日は血液検査などをして病室へ。

こうしてBBQのための帰省が、まさかの救急搬送となったのでした。

そしてその時の私は、初めての入院だったので、入院生活の辛さを全く知らなかったのでした。

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